自治会・町内会で募金のお願いする時の文例を紹介。集金方法やお願いの仕方

自治会・町内会で募金のお願いする時の文例を紹介。集金方法やお願いの仕方 生活
自治会・町内会で募金のお願いする時の文例を紹介。集金方法やお願いの仕方

自治体や町内会の役員や組長になると、各家庭に募金をお願いすることがありますよね。

だけど、募金を集めるのは大変なもの。

家庭によっては嫌な顔をされたり、不在が多く何度も足を運んだりする必要もあります。

でも、募金は回覧板の文面や集め方を工夫することなどでスムーズに集金できるようになるのです。

今回は、町内会・自治会で募金をお願いする際の文例や集金方法について説明していきます。

募金の案内や集金が面倒だと思っている自治会・町内会の役員や組長の方は、この記事を読んで手間を減らしてくださいね。 

自治会・町内会の募金のお願い文例

 最初に、募金をお願いする際の文例を紹介します。

【募金のお願い ひな型】

自治会・町内会で募金のお願いをする時のポイント

募金をお願いする時のポイントは、下記の3つです。

この3点は必ず文面に記載するようにしましょう。

  1. 募金の目的
  2. 募金・募金額は強制でないということ
  3. 寄付者名が公表されるかどうか

では、それぞれの点について詳しく説明していきます。

1・募金の目的

募金の目的がわからないと、募金をしようとは誰も思いません。

何に使うかわからないのにお金を集められたと、町内会への不信感の原因となることもあります。

募金を集めている団体は、募金の目的やこれまでの募金の使用方法などをまとめた書面を用意しているところもあります。

用意があれば、募金をお願いする書面と一緒に回覧しましょう。

上記の文例は、この書面がある場合のものになります。

趣旨をまとめた書面がない場合は、簡単に趣旨を記載するのがよいでしょう。

2・募金・募金額が強制でないということ

募金が強制でないと書くことは、とても重要です。

募金とは、思想や信条によって行う・行わないかを決めるものです。

募金を集めるために自治体費を増額したことに対して、「思想・信条の自由」の侵害にあたると判断された裁判の例もあるよう。

トラブルにならないためにも、募金が強制ではないということは必ず説明しましょう。

また、募金額も思想・信条の自由に含まれ、強制してはいけないものです。

目安金額を参考に書くのは、「いくら払えばいい?」という質問の対応になります。ですが、金額は強制でないことも必ず説明しましょう。

4・寄付者名が公表されるかどうか

この点も、上で説明した思想・信条の自由に含まれます。

寄付者名が公表される場合は、公表を希望しない場合どうしたらよいかという点も記載しておきましょう。

自治会・町内会の募金の集金方法

 続いて、どうしたら集金がスムーズに進むのかという点を説明します。

 3つの集金方法を紹介しながら集金の時間帯の目安なども紹介しますので、参考にしてください。

組長など集金者が集金に行く

これは一般的な方法です。

集金者が各家庭に集金に行く場合、集金日時を指定するとスムーズです。

仕事で不在にしている人も多いため、時間は在宅者が多い夕方から夜、日曜日の午前中などがよいでしょう。

この時、回覧版に募金用の封筒を添えておき、募金希望者は氏名・募金額を記入して募金を入れておいてもらうようお願いしましょう。

紹介した文例は、この方法で封筒を添えた場合のものになっています。

封筒にあらかじめ入れておいてもらうと、おつりを用意する手間が省けます。

募金者・募金金額がわからなくなるという問題も起きません。

また、都合が悪い人には連絡をもらうようにしましょう。

不在者の家に何度も行くより連絡をもらい、その人に合わせて集金日を調整したほうが効率的でおすすめです。

集金者の自宅に募金を届けてもらう

集金に行くのではなく、募金希望者に自宅に募金を届けてもらうという方法もあります。

この場合も、持参してもらう日にち又は期間・時間は必ず指定にし、封筒を書面に添えておきましましょう。

不在中に募金を持ってくる人がいると、トラブルになる可能性もあります。

時間は仕事をしている人のことを配慮し、夕方~夜が無難です。

また、この方法でも都合が悪い人には個別で連絡をもらい、その人は都合のよい日に集めにいくなど集金日を調整するのがよいでしょう。

町内の清掃などイベント時に集める

町内の人が多く集まる行事などは利用できます。

例えば、月に一度、各家庭1名参加で町内の清掃活動をするなどと決まっている時は、清掃活動の後に集金すると決めてしまえばよいのです。

この時も募金用封筒を回覧でまわし、「〇月〇日の清掃終了後に、募金を入れた封筒を組長が集めます。募金希望者は清掃に封筒をお持ちください」などと書面で伝えておくとスムーズです。

自治会・町内会で多い募金の種類と相場

 自治会・町内会の役員や組長になると、募金の相場を質問されることもあるでしょう。

その時のために、ここでは自治会・町内会で多い募金の種類・相場を紹介します。

自治会・町内会で多い募金の種類と相場

募金名募金相場
赤い羽根共同募金200円~300円
歳末たすけあい募金200円~300円
緑の羽根募金200円~300円
地域の神社への寄付 (修繕費など)1,000円~3,000円

上記が自治会・町内会で多い募金の種類と相場です。

でも、ここで注意すべきなのは募金が任意だということ。

募金金額を指定して強制することは、「思想・信条の自由」に触れる可能性があります。

募金額の質問があった場合は、「募金したい時だけ、自分の気持ちの金額を寄付してくだされば大丈夫です」というように、任意だということを説明するのを忘れないでくださいね。

自治会・町内会で募金のお願い「まとめ」

 自治会や町内会の募金について、お願いする際の文例や具体的な集金方法を紹介してきました。

 自治会・町内会の役員や組長になった時、募金の案内や集金は面倒なものです。

 でも、紹介したように集金方法などを工夫すれば、手間を減らすことができます。

 あなたの手間を減らすため、この記事を活用してくださいね。

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