「ゴリラテープ」という名前で知られる強力な両面テープがありますが、その特性について、すぐ剥がれる。くっつかないという噂があります。
果たして、この噂は本当なのでしょうか?
実際には、ゴリラテープは一般的な両面テープよりも強力な接着力を持っています。
しかし、それでも完全に剝がれないわけではありません。表面の素材や状態によっては、しっかりとくっつかないこともあります。
この記事では剝がれる原因・実際の粘着力について紹介いたします。
ゴリラテープは剥がれる・くっつかないの真相。
ゴリラテープが剝がれたという口コミも何件かありました。
そうですよね 私も防犯ブザー落とし数分後に発見したのですが車で踏まれて壊れた経験あります やはりゴリラテープでも振動には負けるみたいで保険でビスやタイラップなど固定しないといけませんよね
— 山の男 (@yamatanjisan) February 12, 2023
ドラレコのコード止めるクリップみたいなやつが付属の両面テープだと剥がれちゃうからゴリラテープ買ったけどゴリラテープゴリゴリに剥がれるじゃねぇか
— だてめがね@Skeb (@Datemagame) September 18, 2020
言われてみれば拭いてないな
— だてめがね@Skeb (@Datemagame) September 18, 2020
ゴリラは悪くない
しかし、ゴリラテープは使用方法をキチンと守れば基本は剝がれる心配がないくらい粘着力は強力です。日本販売代理店である呉工業のサイトにはこの様に書いてあります。
Q:接着する前に接着面に対してすることはありますか?
A:接着面の汚れ(サビ、油分など)を落としてください。また、表面が平滑でない場合はヤスリがけをすると接着力が高まります。
呉工業-gorillaproducts
上記のツイートの様に車用品には凹凸があることが多く、また油分も粘着力が低下する原因になることからしっかりと油分を拭いていない、又は凹凸がある所へ使用した場合に剝がれるケースがあるようです。
ただ、しっかりと使用方法を確認して使用すれば剝がれ事は少ないでしょう。
実際、SNSには剝がれにくいという内容の口コミの方が圧倒的に多いです。
ゴリラテープの特徴と使用用途
基本的には剝がれにくいとされるゴリラテープですが、どんな特徴があるのでしょうか?
特徴は大まかに3つあります。
- 非常に強力な接着力
- 耐久性が高い
- 扱いやすい
非常に強力な接着力
ゴリラテープは、一般的な両面テープよりも強力な接着力を持っています。
異なる種類の素材にも密着し、様々な用途に使うことができます。
ゴリラテープは、高強度ポリエステルクロスを使用していることで、非常に強力な引張強度を実現しています。コンクリートやレンガでも問題なく接着させることが可能です。
耐久性が高い
このポリエステルクロスは、耐久性が高く、屋外での使用や水や摩擦などによるダメージにも強い素材です。
また、耐熱性にも優れており、高温環境でも使用することができます。
ゴリラテープは、水漏れ修理にも使える高い防水性能を持っているため、パイプや水道管などの水漏れ修理にも使用できます。
このテープは、水に強く、水が染み込んでも剥がれにくい特徴があります。
また、水道管などの曲がった面にも貼り付けることができるため、修理箇所にぴったりと密着し、効果的に漏れを止めることができます。
使いやすい
ゴリラテープは、手で簡単に切り取ることができます。
また、曲がった面や凸凹した面にも貼り付けることができます。
さらに、紫外線に強く黄変しません。水中で使える。
ゴリラテープを使用するときの注意点
強力な接着力を誇るゴリラテープですが、使用するときの注意点もあります。
- 接着面が汚れていると剥がれる
- 強力なため剥がした際にテープ跡が残る
- 寒くなると粘着力が落ちる
接着面が汚れていると剝がれる
ゴリラテープは接着力は強いのですが、接着面が汚れている場合には、接着力が低下し剥がれる可能性があります。接着面をしっかりときれいにすることが重要です。
強力なため剥がした際にテープ跡が残る
ゴリラテープは、非常に強力な接着力を持っています。そのため、剥がした際にテープ跡が残ることがあります。特に、粗い表面に貼った場合にテープ跡が残りやすくなるため、注意が必要です。
寒くなると粘着力が落ちる
ゴリラテープは、低温になると粘着力が低下する場合があります。特に、0℃以下になると粘着力が大幅に低下するため、寒冷地や冬季に使用する場合には注意が必要です。適切な温度環境下で使用することが大切です。
ゴリラテープの種類
ゴリラテープは、様々な用途に合わせて複数の種類があります。以下に、代表的な3つの種類とそれぞれの特徴、使用箇所についてまとめました。
ゴリラテープ ブラック
ゴリラテープの中でもポピュラーな「ブラック」は、防水性が高く、屋外での使用に適しています。
耐久性に優れ、強力な粘着力が特徴で、パッチやリペア、スポーツ用品の修理などに使用されます。また、自動車や船舶、キャンプ用品の補修にも使われます。
ゴリラテープ クリア
透明なゴリラテープ「クリア」は、目立ちにくく、シームレスな貼り付けができるため、インテリアデザインやDIYに適しています。
防水性能があり、屋内外どちらでも使用可能です。ガラスやプラスチック、木材などの表面に使用され、透明感を損なわないため、インテリアにもマッチします。
ゴリラテープ ストロング
ストロングはゴリラテープの中でも最もポピュラーなテープです。屋内、屋外問わず使用でき、強力接着が長期間持続するのが特徴。
平滑面はもちろん、粗面でも優れた粘着力を発揮します。
以上のように、ゴリラテープには多様な種類があり、用途に応じて選ぶことができます。強力な粘着力と耐久性に優れ、様々な場面で活躍しています。
ゴリラテープの剝がし方
ここでは強力な粘着力を誇るゴリラテープの剝がし方を紹介します。
Q:貼りつけたテープを剥がすことはできますか?
A:剥がすことはできますが、対象面を損傷したり、のり残りする場合があるのでご注意ください。のり残りした箇所には「ゴリラテープ」を使用し、叩くように貼って剥がす作業を繰り返して除去してください。
呉工業-ゴリラシリーズ『商店について』-よくある質問
Q:貼り直しはできますか?
A:一度貼りつけると剥がすことが困難なことに加え、剥がせた場合でも接着力が低下しますのでおすすめいたしません。
呉工業-ゴリラシリーズ『商店について』-よくある質問
Q:剥がすとのり残りしますか?
A:剥がすことは困難です。無理に剥がそうとすると素材を損傷させたり、のり残りすることがあります。
呉工業-ゴリラシリーズ『商店について』-よくある質問
公式サイトのQ&Aを見ると『基本は剥がれない』という事が良く分かります。
剝がすことが困難なため、ゴリラテープを施工する際は慎重に行わないといけないですね。
ゴリラテープのまとめ
強力な粘着力を誇るゴリラテープですが、次のことに気を付けないと剥がれてしまう事が分かりました。
- 接着面が汚れている
- 寒くなると粘着力が落ちる
また粘着力があるがゆえに剝がした際にテープ跡が残ってしまうというデメリットもありました。
しかし、逆を言えばそれだけ剝がれにくい強力なテープであるという事です。
ゴリラテープは、その強力な粘着力と耐久性から、様々な用途で活躍する便利なテープですので、使用方法をしっかりと確認し適切な場所に使うようにしましょう。
コメント